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ミノタブと利尿剤の関係
ミノタブを服用すると「むくみ」が少なからず出ます。
中には、「むくまない・むくみが少ない」などの人もいますが、むくむ人がいるのも事実です。
そんな場合に、頼りになるのが「利尿剤」の存在。
しかし、利尿剤を安易に飲むとやっかいな問題になることもあるそうです。
このページでは
・通常のむくみとの違いは?
・ミノタブを飲んだ場合の内臓への負担とは?
・利尿剤の事実!
これらの問題に焦点を当て解説しています。
「ミノタブが気になっている、またはもうすでに飲んでいる」けど、でも気になっている人は、参考にしてください。
ミノタブを飲んでむくみが出る理由
ミノキシジル、商品名はミノキシジルタブレット、通称ミノタブといわれています。
ミノタブは血管拡張作用を持つ薬剤として売られており、高血圧や男性型脱毛症の治療に使用されている事実があります。
作用は、血管拡張作用があり血管の内壁の筋肉を緩め、血管内の血液の流れをスムーズにする働きがあります。しかし、この作用によって体内の液体が血管外に漏れ出すことがあります。
そのため、ミノキシジルを服用することで、体内の液体が増えることがあります。この液体の増加でむくみが生じることがあり、特に足首や手首などの末梢部にむくみが現れることが多いです。
これがいわゆる、ミノタブのむくみ副作用になります。
また、ミノキシジルを使用する場合、水分やナトリウムの摂取量にも注意が必要といわれています。
ナトリウムを含む食品や飲み物を過剰に摂取するとむくみを悪化させる可能性があるので、適切な水分やナトリウムの摂取量を厳守し、むくみが出た場合は医師に相談することをお勧めします。
なぜ血管の内側の筋肉が緩むと体液が出やすくなる
血管の内側には平滑筋という筋肉があります。
ミノキシジルは、この平滑筋を緩めることで血管を拡張させます。血管が拡張すると、血管内の圧力が低下し、血液の流れがスムーズになります。
しかし、同時に血管壁の透過性も高まり、血管外に液体が漏れ出しやすくなります。
つまり、血管の内側の筋肉が緩むことで体液が出やすくなるといえるのです。
このためミノキシジルを使用する場合には、「体液のバランスに注意する」必要があります。
体液のバランスが崩れると、むくみや浮腫などの症状が現れることがあるので、適切な量を守る又は医師の指示に従うことが重要です。
通常のむくみとの違い
ミノタブを服用しない場合の普通のむくみと、ミノタブによるむくみの理由は異なります。
一般的なむくみの原因としては、以下のようなものが挙げられます。
・妊娠や月経周期によるホルモンバランスの変化。
・身体的な運動不足。
・立っている時間が長い仕事。
・疾患(心臓病、腎臓病、リウマチなど)。
これらの状況下では、血管の内側の筋肉が緩んでいるわけではありません。むしろ、血管外に水分がたまったせいで組織が膨張してむくみが発生していると考えられます。
しかし、一方のミノタブによるむくみの原因には、血管内の圧力低下と血管壁の透過性の増加によって、血管外に液体が漏れ出しやすくなるという問題が発生してくることにあります。
つまりミノタブによるむくみは、血管内の圧力低下に起因して発生するため、一般的なむくみとは異なるメカニズムで引き起こされることになるのです。
ミノタブを飲んだ場合の内臓への負担
ミノタブを服用してむくみ症状が出た場合、体内の水分量が増加する傾向にあり、内臓に負担がかかる可能性がでてきます。
例えば、腎臓は体内の余分な水分を排出する働きがあるのですが、ミノタブによって体内の水分量が増加し、腎臓の負担が増えることになります。
また、心臓も血管の拡張によって血圧が低下し、心臓の負担が増加することもあります。
ただし、ミノタブによるむくみ症状が軽度であれば、内臓に大きな負担はかからないので安心してください。ただ医師の指示に従うことは重要で、並行して適切な量を守ることで副作用のリスクを軽減することができるでしょう。
しかしむくみ症状が重度である場合や、体重が急激に増加した場合には、内臓に負担がかかる可能性があるので、もし副作用が発生した場合は、速やかに医師に相談することが重要です。
利尿剤による副作用
一般的に、ミノタブを服用することで血管拡張によって血圧が低下し、体内の水分が増加してむくみが生じることがあります。
そのため、利尿剤を併用することで、余分な水分を排出することができ、むくみを軽減することができる場合があります。
ただし利尿剤は、「副作用として低血圧を引き起こす」可能性があるため、十分な注意が必要です。
基本的な考えでは、利尿剤を併用する場合には、適切な量を医師に相談してから服用するようにした方が自身のためになります。
つまり、ミノタブと利尿剤を併用することは副作用や相互作用のリスクがあるため、必ず医師に相談することが重要です。
医師が必要に応じて、利尿剤を併用するかどうか、どのような種類の利尿剤を選択するか、また、適切な量を指示してくれることでしょう。
利尿剤の種類によっては危険を伴うこともある事実!
利尿剤には、種類によって副作用やリスクが異なります。
中には高血圧の治療に使われる利尿剤であっても、副作用や相互作用のリスクがあるものがあります。
例えば、フロセミドという種類の利尿剤は強力な利尿作用があり、尿量が増加して急激に体重が減少する場合があります。
このため、血圧低下や脱水症状を引き起こすことがあるため、医師の指示に従って正しく使用する必要があります。
また、利尿剤によってはカリウムやマグネシウムなどの重要なミネラルを排出しやすくなる副作用もあります。このため、適切な量を守る一方定期的に血液検査を受けることが重要です。
もし利尿剤を併用する場合には必ず医師に相談し、適切な種類や量を指示してもらうようにしましょう。
また、利尿剤を併用することで、「低血圧を引き起こすことがある」ため、起床時や立ち上がるときには慎重になり、立ちくらみや転倒に注意するほうが良いでしょう。